運動効果の高い水泳と水中ウォーキング

水中ウォーキングの利点と注意点

特別な技術の要らない水中ウォーキングは、高齢者の方でも気軽に、すぐに始められるスポーツの一つです。

 

水中では浮力によって身体が浮きますので、膝などにかかる力を軽減できます。特に膝が痛くてスポーツが出来ないと諦めてきた方には、最適です。

 

身体が軽くなり楽に運動できるようになるのと同時に、身体には水による負荷がかかりますので、少しの時間でも思った以上の運動量になります。

 

また、水中ウォーキングは常に酸素を取り入れながら運度をする有酸素運動ですから、継続することで酸素を取り込もうとする能力も向上し、心肺機能を高めてもくれます。

 

水の中にいることで、水圧がかかり、身体全体の血管が圧迫されますので、血液の循環がよくなります。血行がよくなることで肩こりや腰痛の解消という効果も期待できます。

 

体温より低い水温中に身を置くことで、体温調節機能も向上します。ただし、長時間水に浸かっていると体温を奪われすぎてしまいますので、無理をせず、時間をきちんと計りながら行うようにしましょう。

 

注意していただきたいのは、前進するときにかかる水圧で上半身があおられ、腰を痛めてしまうことがあるということです。こうしたことを予防するために、歩くときは軽く前傾姿勢をとり、常に腹筋を緊張させておくようにしましょう。

 

また、水深が深くなるほど身体にかかる水の抵抗は大きくなります。
急に深いところに行かず、浅いところから歩き始めて、身体を慣らしながら行うようにしてください。